フォトジェニック?いいえ、隅ジェニックです。
世の中には「フォトジェニック」という言葉があります。
端的に言うと「写真映えがいい」ということでしょうか。
そのようなフォトジェニックな写真をSNSに投稿すると、たくさんの「いいね!」を獲得することができ、流行りの先端を追い求める女子大生となることができます。
しかし、そういった風潮により、世の中にはフォトジェニックな写真が溢れ返り、フォトジェニック界はすでに飽和状態だと指摘されています。
そんなフォトジェニック界に旋風を巻き起こすために、私を含む3名の女子大生が立ち上がりました。それが
隅ジェニックです。
目次
隅ジェニックとは
隅ジェニックとは、「いかに目立たない位置、かつ見つけたくなる位置で写真を撮るか」ということに注力した「見つけがいがある」写真のことを指します。
どうでしょうか。私たちとしては流行りそうな気がしてなりません。
「フォトジェニック」で疲れた方々に、新たな写真の道を提供できればと思い、この「隅ジェニック協会」は発足致しました。
では、「隅ジェニック」とは一体何なのか。
今回は実際に撮影した写真を交えてご説明できればと思います。
隅ジェニック写真一覧
まずはこちらの写真です。
お分かりでしょうか。
一見ただのなんてことはない階段の写真に見えますが、その奥をじっくり見ると
いました。これぞ隅ジェニック。
ちなみに撮影場所は代官山ですが、フォトジェニックの代名詞である代官山を無駄遣いしてしまいました。申し訳ございません。
続いてはこちらの写真。
なんてことはない、ただの代官山蔦屋書店の茂みです。
しかし、じっくり見てみると
いました。ちなみに中腰で立っています。
通りすがりのお姉さん方から「何してるのかな?」と小声で囁かれたため、「隅ジェニックです。」と答えたところ無視されました。
こちらも代官山蔦屋書店の無駄遣いでした。申し訳ございません。
では、こちらの写真。
一見なんてことはない、ただ女子大生がおしゃれな雰囲気を醸し出す代官山の街並みを撮影しているように見えます。
しかし、彼女が持つカメラのその先を辿ると
いました。頭一個分突き抜けていますね。
人型の雑草のように見えます。
いい加減、代官山のおしゃれな街並みを堪能して欲しいとすら思えてくるような隅ジェニック写真でした。
では、最後にこちら。
場所を変え、目黒川。
なんてことはない、のどかな風景、いやこれぞフォトジェニック写真ですが
いました。黄昏てる女が。
彼女は橋の上で何を想うのでしょうか。
その答えは彼女自身にしか分かり得ないことでしょう。
隅ジェニックのススメ
いかがでしたか、隅ジェニック。
ただ隅(または微妙に背景に溶け込める場所)を探して、そこで写真を撮れば、その写真はもう隅ジェニックなのです。
ぜひフォトジェニックから足を洗って、隅ジェニック界にいらしてください。
私たち3人の煌びやかな女子大生がお待ちしております。