【英才教育が嫌い!】女子大生ベビーシッターのジレンマ。
どうも、ササキです。
今年の4月からベビーシッターを始めて多々想うことがあったので書きたいと思いました。久しぶりにちょっと真面目な記事です。
↓この記事ではベビーシッターのやりがいについて書きました。
今回は最近苦しんでいるベビーシッターにおけるジレンマについて。
私は子どもと親御さんの間で板挟みになることが多々あります。
特に英才教育の面においてです。
自分の子どもに英才教育をする親御さんが多いのですが、私は英才教育反対派なので割と苦しくて歯がゆい気持ちになることが多いんです。
目次
嫌いだった要望
まだ小学生にも満たない幼児に対して、「英語をアウトプットさせてください」とか「プリント20枚やらせて下さい」とか「塾までの送迎をお願いします」というご要望を受けることがあります。
いやいやいやいや。
英語のアウトプット?
はっきり言わせて頂くと、自分のお子さんに過剰な期待してませんか。
確かに「今まで英語に触れさせてきた」から「英語の知識」はあるかもしれません。
でもそれって私たちと同じだと思うんですよ。
私たちも英語を中高6年間学んできたから「英語の知識」はあります。
でも話せませんよね?
「ちょっとアウトプットが弱いんですよね、この子」と言われても、私たちも弱いんですよアウトプットォ〜!って感じです。
プリント20枚?
私でもやりたくないのに、幼児にプリント20枚。
「この角度から見たとき、どういう風に見えるでしょう。」という問題があったんですが、紙面で考えさせるあたりが脳みそババロア感。
何かを学ぶのであれば、頭だけではなく、体も心も使うべきです。決して紙面だけで終わらせないでほしい。
塾?
小学校受験が流行っているそうですが、あの幼児向けの塾の気持ち悪さと言ったら尋常ではないです。
幼児をテストの点数で測るなんてただの愚行。
しかも、それだけではありません。
先生が待合室に入ってきて幼児たちにこう言うのです。
「はい、皆さんお行儀よく一列に並んでくださいね。では『行って参ります』と親御さんに言いましょう。さんはい、」
「「「行って参ります。」」」
すみません、鳥肌ものです。
そう発した子どもたちの目の死に具合と言ったら・・・という感じでした。
子どもなんて元気に「行ってきます!」で十分ですよ、本当にね。
親が気付くべきこと
子どもたち(特に幼児期の子ども)は勉強以外にもっとやらなきゃいけないことが他にあると思うんですよ。
彼らに必要なのは勉強ではなく、遊びです。
遊びが彼らにとっての勉強なんです。
私たち大人が「これは良い勉強道具だ。」と思ったものを「(子どもが勉強道具だと気付かない)このおもちゃで遊ぼう!」と押し付けるのは詐欺に近い行為だと思います。
子どもは私たちが考えている以上に鋭いです。
そして子どももそれを「遊ぶためのおもちゃ」として認識することは少ないでしょう。
彼らは「ねえ、別のおもちゃで遊んでいい?」ときっと聞くはずです。
それもそのはず、子どもたちはその与えられたものを「遊ぶためのおもちゃ」だとは思っていないからです。
子どもが「遊び」だと捉えたものは全て「遊び」であり、「勉強」と捉えたものは全て「勉強」です。
本当に親の都合で子どもたちの遊びを取り上げないで欲しいと思う最近でした。