(元)女子大生の非就職活動ブログ

いまはカナダにいるよ

岸さんがしたことは許されることではないが、人ごとではないよ。

 

 

どうも、ササキです。

先日、はあちゅうさんが有名クリエイターである岸さんのセクハラ・パワハラを証言したことで話題になっています。

 

 

www.buzzfeed.com

 

 

私が端的に思うことは

 

岸さんがしたことは許されることではないが、私たちにも通ずる部分がある

 

 

ということです。

 

 

岸さんがしたことは許されるべきではないが、人ごとではない

 

メディアを通して受け取った情報は、はあちゅうさんに対するセクハラ・パワハラのほんの一部分だと思います。

 

自分はその場にいたわけでもなければ、当事者でもないので完全に外野です。

でも、岸さんの発言に対して憤りを感じたと同時に、「岸さんがこうなってしまったのも分かるかもしれない」と思いました。

 

 

BuzzFeedさんの取材記事から岸さんの発言を一部抜粋します。

 

 

『今すぐ飲みの場所に来い。手ぶらで来るな。可愛い女も一緒に連れてこい。お前みたいな利用価値のない人間には人の紹介くらいしかやれることはない』

 

『俺に気に入られる絶好のチャンスなのに体も使えないわけ? その程度の覚悟でうちの会社入ったの? お前にそれだけの特技あるの? お前の特技が何か言ってみろ』

 

『お前みたいな顔も体もタイプじゃない。胸がない、色気がない。俺のつきあってきた女に比べると、お前の顔面は著しく劣っているが、俺に気に入れられているだけで幸運だと思え』

 

 

岸さんは、岸さん自身を「特別」だと思っているのかなと発言から感じました。

 

確かに、仕事の実績もあって、業界で名が知られていて、周囲からも「あいつはスゴイ!天才だ!」って言われていたら、誰しも自分を「特別」だと感じると思います。

 

私も、もしそういう場にいたら絶対自分を「特別」だと思います。

逆に「いやいや、自分なんか全然大したことないんですよ〜」って謙遜するようなやついる?それ絶対ウソやで。心の中で少しは「実績あるけど謙遜してる自分、好き〜!」ってなってるって。

 

 

まあ、何が言いたいかというと

 

 

 

自分は「特別」だから、他人より優れていて、だからそれ以外の人間は見下してもいい

 

 

っていうマインドは誰しも持っているはずで、それは岸さんに限ったことではないということだと思います。今回は「パワハラ・セクハラ」としての枠組みで発信されているけど、根本的な問題は「自分は特別だから、他人を見下げてもいい」という人間の精神的な部分ではないでしょうか。

 

 

(「パワハラ・セクハラ」の観点から言うと、「男性の方が女性より強い」「先輩の方が後輩より強い」といったところだと思います。)

 

 

歴史的に見ても(歴史全く分かってないんですが)、ヒトラーが大虐殺を起こした理由は「自分たちは特別だ、自分たちはユダヤ人より優れている」っていう考えから来ているわけで、自分は山に登って、他人を平地に残して、勝手に距離を置くことこそが、人間を破綻させる要因なのかなあと感じました。

 

 

今回の件は、セクハラ・パワハラという観点だけでなく捉えることができるのではないでしょうか。人間の根源的な部分に、岸さんのようなマインドは誰しも持っていると思いますし、だからこそ、そのきったねえクソみたいな感情を自覚して、コントロールしていく必要性があると思うんですよね。