初めてカプセルホテルに泊まってみたら、色々考えさせられた件。
どうも、ササキです。
お盆は地元福岡で暑さに殺されかけながらも、ゆっくり生き抜きました。
飛行機で成田空港に向かったのですが、その日はとある事情で千葉県にあるカプセルホテル・ノーブルというところに宿泊。
初めてのカプセルホテル。
今回は12時間の利用で、2000円。
一体どのようなものなのか、福岡空港にいながらも千葉県のノーブルに思いを馳せているササキでありました。
カプセルホテルってどんなところだろう予想
カプセルホテル初体験なので、どんなところなのかあまり検討がつきません。
私の独断と偏見と偏見に基づいて、「大方カプセルホテル予想」を立ててみました。
①「あまり綺麗ではないだろうな〜」と思いきや案外いける
金銭的な面から考えても、あまり綺麗ではないはずですが、こういう予想を立てた時の結果として「あ、それほど汚くない!いける!」というのが鉄板でしょう。
一応寝られる空間があれば大丈夫なので、多少汚くても大丈夫。
かつて福岡県人会の寮にいた際、交流があまりなかった後輩から自室を見られ「さすがに片付けた方がいいですよ…」と遠い目をされた私なので、相対的ではなく、絶対的に汚くても生きていけるのではないかと思われます。
②「寝られないだろうな〜」と思いきや案外自宅よりぐっすり
ホテルなど、自分が普段生活していないところだとあまり寝られないのがセオリー。
帰省した際、実家であるにも関わらず、自分が今まで寝ていた環境と少し違うため、寝られなくなることがあります。
少し悲しい気持ちに襲われながら、静かに目を瞑る午前2時。
帰省1日目にこの現象はよく起こり得るため、「帰省1日目現象」と心の中で細々と呼んでいます。
しかし、案外こういった安いホテルだと逆に寝られそうな気が。
「寝られる場所がここしかない」という極限状態に置かれているため、そういった精神的な磨耗により、ぐっすり眠れるのではないかと考えています。
③R18展開が起こりそうで起こらない
仕切りもないカプセルホテルなんて何が起こるか分からなくて危険…!
もしかすると何かイケナイことが起こってしまうかもしれません。
これは一大事だ…。
軟式グローブ「I'm fall'n D・N・A」ではなく、硬式グローブ「I'm still Virgin」を考案していたというのに、もしここで何かが起きればネタがネタでなくなってしまう。
(ちなみにネタ中ではこの「アホだよ」が「ショジョだよ」になります)
しかし、ホテルノーブルによると女性専用の寝室があるということなので、ネタが潰されるような大惨事は起こらないだろうと踏んでいます。
実際カプセルホテルはどうだったのか
以上がカプセルホテルの大方予想でしたが、では実際どうだったのか。
ホテルは千葉駅から徒歩10分弱、ラブホ街の近くにありました。
・・・おっと、R18イケナイ展開に突入か?と思いきや何にも起こらなかったので、スルーします。
外装は普通のマンションにノーブルの広告を貼り付けた感じ。
フロントは二階にあるので、階段でせっせと向かいます。
これが入り口。
フロントでチェックインをし、自分のロッカーの鍵をもらいます。
(ここのカプセルホテルでは、荷物は各自ロッカーで管理するようになっていました。)
そして受付の人の説明を聞いていると後ろから声が。
「お〜い、明日死んだら起こしてな〜」
振り返ると、どうやらホームレスらしき片腕のないおじさん(このカプセルホテルに何泊かしている様子)が受付の人に声をかけていました。
「『明日死んだら起こしてな』ってなかなか強烈な言葉だな・・・。受付のお兄さんなんて返すんだ?」と思っていると、
「死んでたら起こせませんよ」とガチレス。
受付のお兄さんはどうやらこういったことへのスルースキルが身についている様子。
やはり安いだけあって、色んな境遇の人たちが寝泊まりしているようです。
女性専用フロアの入り口付近でも、大量の荷物を抱えたホームレスのような女性に会いました。
しかしホテルの中は案外綺麗だった
女性専用フロアには休憩室があり、ここでテレビを見たり、携帯を充電したりするようです。(あまり利用してる人は見かけませんでしたが)
シャワーは3つあり、好きなときにいつでも使用できます。
シャワー室の隣には、パウダールームがあり、そこでお化粧など身支度ができるようです。
カプセルホテルのベッドはこんな感じ。
普通に綺麗でした。そしてテレビが頭上についています。
ただ空調の管理が個室ごとにできないので、夏の場合は少し蒸し暑いかもしれません。
思いの外綺麗だったので、私の予想①「あまり綺麗ではないだろうな〜」と思いきや案外いける説はやはり外れていませんでした!
色々考えていると眠れなくなった
布団もいい具合にふかふか、シャワーも浴びたし後はぐっすり寝るだけ・・・。
しかし、なかなか寝付けません。
ホームレスらしき人に出会ったとき不思議と湧き出た「怖い」という感情は何なのかとか、カプセルホテルで眠っている金髪女性たちに見える貧困状況とか、色々考え出すと眠れなくなりました。
「怖い」と感じるとき、自然と私の中で「自分とこの人は違う人間だ」と考えているのだと思います。
「自分と違う人間」は私が持つ「常識」を持っておらず、何をしてくるか分からない。
だから「怖い」。
でも本当に彼らは違う人間なのか?
フロント付近で出会った片腕のないホームレスらしき男性はブラックながらもジョーク(?)を発してたし、女性専用フロアで出会ったホームレスらしき女性は私のためにドアを開けてくれた。
経済的な部分は圧倒的に違うかもしれませんが、そんなに自分と根本的に違う人間っていないのではないかと思いました。
とにかく私が一方的に相手をジャッジしていることに嫌気がさしたので、今度またカプセルホテルに行って、色んな人に話しかけてみたいです。
実家に帰省してたことも相まって、自分がどれだけ与えられて育ってきたのか身に沁みて感じ、いつも感じていた後ろめたさがマックスになったからこそ、このような考えに至ったのかなあと思いました。
友人からよく言われる「ササキはバイトしなくても金(親からの仕送り)あっていいよね〜」という言葉にいつも後ろめたさを感じていて、でも親の「大学時代という貴重な時間を安く売り飛ばすな」という考えを汲み取ると「んんん〜」と複雑な心境。
でも将来の目標のためにお金が超必要なので、今からバイトで貯めることにします!