【黒歴史公開】夢小説の無限の可能性について語る。
どうも、ササキです。
ブログを書いていて思うことですが、文章や絵といった二次元の媒体は非常に素晴らしいものだと思います。
現実では不可能なことも紙面上・画面上では可能になるのです。
これはある種の魔法ではないでしょうか。
千葉雅也著『勉強の哲学 来るべきバカのために』でも言語についてこのように述べられています。
言語には、現実に縛られない独自の自由もあります。
たとえば、テーブルの上にリンゴがあっても、たんに言葉として、「リンゴは箱のなかにある」と、非現実的なことを言うこともできる。「ここにはクジラがいる」と言うことさえできる。
つまり、言葉を通して私たちは様々な世界を創造することができるのです。
では早速、その創造された新たな世界のお話をしていきましょう。
一般人よ、「夢小説」ってご存知ですか。
今回は私が中高生時代にハマっていた「夢小説」についてのお話。
ピクシブ百科事典によると、一般的に夢小説とは
多くの場合は、版権キャラクターとオリジナルキャラクター(夢主人公の略称・夢主と呼ばれることが多い)の交流が書かれる二次創作の一種
であるとされており、その作品には大きく2つのタイプが存在します。
1つめは創作キャラクター投入型。
これは創作キャラと原作キャラとの交流を第三者視点で楽しむものです。
また2つめは自己投影型。
夢主=自分として楽しむものです。
私が好んで読んでいたのは後者・自己投影型。
引かれることを承知で、まだまだ話を続けますので悪しからず。
私たちは二次元のキャラクターと話すことはできませんが、夢小説ではお話したり、恋愛したり、卑しくもそれ以上のことができるという利点があります。
自分が作り手であれば作り手であるほど、自由度が高く、より理想的なシチュエーションを創造できるのです。
夢小説をジャンルごとに分類すると大方以下のようになります。
・激甘/甘
・激裏/裏
・ギャグ
・シリアス(死ネタ/嫌われ)
・混合
・トリップ
「夢小説」を知らない人は、どんどん意味が分からなくなってきていることでしょう。
ジャンルごとに簡単に説明していきます。
激甘/甘について
「激甘」、または「甘」というジャンルでは、夢主(自分)が原作キャラクターからメッチョンメッチョンに愛されます。
「あ〜、もう本当好きだよ…///」
「〇〇ってなんでそんなに可愛いの…///」
みたいな表現が多発し、こちらとしては少し「いや、こんなやつおらんやろ」と冷めた目で見てしまう場合が多いため、現実との乖離がいささか激しいジャンルとなっております。
激裏/裏について
端的にいうとヤります。以上です。
ギャグについて
基本的に恋愛要素を含まず、文章力とギャグ線が問われるジャンル。
夢小説界の吉本興業という捉え方で大丈夫です。
時たま、「ギャグ甘」という「ギャグ」と「甘」を融合したものが出現しますが、それが一番抵抗なく読めるかと思います。
シリアス(死ネタ/嫌われ)について
端的にいうとメンヘラの読み物。
死ネタではどうしたことか夢主、または原作キャラのどちらかが死にます。
死因は殉職と自殺が王道。
また嫌われでは、何をどうしたらそんなことになるのかは分かりかねますが、夢主が全キャラクターを敵に回し総スカンを食らうというものです。
「読んでて何が楽しいの?」と思った方もいるでしょう。
一時期このジャンルにハマった身としてお伝えしたいのは、「現実世界はこの夢小説よりもっとマシだな!」とポジティブな感情を生み出してくれるということです。
混合について
混合とは2種類以上の原作を掛け合わせたものを指します。
「私は錬金術師としてアメストリスのセントラルシティにいたのに、ここはどこなの?何なの、あの巨人たち。見たことない…。」
となります。
世界観を混ぜ合わせることにより、夢主を特別な存在として際立たせ、最終的にはチート路線に向かわせることが混合の目論見です。
トリップについて
夢主が現代から原作の世界へトリップします。
例えば、銀魂だと
「私、今まで保健室にいたよね…?一体どうなってるの。ってか、何でみんな着物を着てるのォォオ!?」
と銀魂を知らない設定の夢主で話を進めていくか
「えェェェエ!!!あの天パ銀さんンンン!?」
と銀魂について一定の知識を持っており、これから起こる顛末を知っているにも関わらず何もできない辛さと葛藤する設定の夢主で話を進めていく場合があります。
ちなみに銀魂の場合、セリフの語尾は原作に忠実です。
まずは読んでください。話はそれからだ。
以上、ササキの「夢小説」についてでした。
「ブログでは包み隠さず、赤裸々に語ろう」という目標を定めたものの、まさかこんな黒歴史の大暴露をすることになろうとは思ってもみませんでした。
物は試しです、是非一度読んでみてください。
また夢小説にもランキングがあり、人気・不人気が分かります。
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