福岡県出身が故に「福岡弁喋って!」と言われるが、まず「福岡弁」じゃない。
どうもササキです。
福岡県出身で、大学進学のために上京した、いわゆるお上りさんです。
福岡県は食べ物も美味しいし、美人も多い。
また人口増加数・人口増加率・若者の割合が政令市中、NO.1という快挙を誇る今最もアツい県。
あのイケダハヤトさんも福岡を推して下さっています。
そんなホットな福岡をわざわざ離れ、人・モノ・カネが集まる日本の中心地・東京に憧れる人は後を絶ちません。
私もその中の1人でした。
しかし、上京した福岡県民はある悩みを抱えています。
それが方言に関するもの。
今回は私たち福岡県民のアイデンティティーである「博多弁」に関する悩みをぶっちゃけていきたいと思います。
上京した福岡県民の悩み①
そんな福岡県出身者が都民から言われる一言第一位が
「福岡弁喋って!」
です。
まず「福岡弁とは何なんだ」というところから始まります。
私たちがいつも使っているのは「博多弁」であり、「福岡弁」ではありません。
(博多弁だけじゃなく、筑豊弁など地方によって方言に違いがありますが、都民の指す「福岡弁」は最もポピュラーな「博多弁」だと推測します)
これは案外ショックでした。
今まで自分たちが誇りにしてきた方言の正式名称が知られていないのです。
あれだけ博多華丸大吉先生方が「博多弁」を普及させてくれているにも関わらず、「福岡弁」だとのたまう輩が存在するとは…。
手榴弾がよく投げ込まれる久留米に左遷、もしくは先生方の大著で「博多弁」を勉強して下さい。
博多華丸・大吉式ハカタ語会話 | 博多華丸・大吉 |本 | 通販 | Amazon
上京した福岡県民の悩み②
また「福岡弁喋って!」とタイでよく言われる一言は
「博多弁かわいいよね!羨ましい!」
です。
正直、反応に困る。
これは「おっぱいが大事なのではない、おっぱいの持ち主の顔が大事なんだ」という理論に当てはまります。
つまり「博多弁が大事なのではない、博多弁を使う奴の顔が大事なんだ」ということです。
福岡出身である山本美月が使う博多弁はさぞ可愛いでしょうが、ブスが博多弁を使おうと所詮ブスなんです。
0に何をかけても0ですよ。
なので、私の返答はいつも「…使うやつの顔によるよね(遠い目)」です。
上京した福岡県民の悩み③
都民と方言に関する話題になると、必ず見世物になること。
動物園のパンダになった気分です。
「喋って喋って、博多弁〜!」と煽られ、引くに引けず無理やり博多弁を使わなければならない状況に置かれる福岡県民。
私「…え、え〜っと、…何しよるん?…とかかな。」
友「え〜!いいねえ〜!!」
私「(クッソ!!!!!)」
何のコンテキストもないまま、言葉を発しなければならない辛さがあるんです。
都民よ、「喋ってよ〜!標準語!」といきなり言われたらどうしますか?
絶対戸惑うでしょう?私たち福岡県民も戸惑うんですよ。
自然な会話の流れで、「あ、これ博多弁だな」と察していただけると嬉しいです。
上京した福岡県民の悩み④
今までは「博多弁を喋ってよ!」という押せ押せドンドンな内容でしたが、逆に
「なんかあんまり博多弁喋んないね?」
と言われることもあります。
なぜ博多弁を話さないかというと、丁寧語を使うから。
基本的に博多弁は接続詞や文末に現れるため、「なので・けれども」「です・ます」などを使うと相殺される場合が多いのです。
例えば、
丁寧語:「お腹空いたので、ラーメン食べに行きませんか?」
博多弁:「お腹空いたけん、ラーメン食べに行かん?」
「博多弁」を使わないのは上記の丁寧語の場合です。
普段は適度に博多弁使っとるとよ!
18年間福岡で培ってきたアイデンティティーとも言える博多弁が薄れることはないっちゃけんね!(ここぞとばかりに使う)
他にも何か「上京した福岡県民あるある」があればコメント下さい〜!